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カンナビジオール(CBD)は、肺癌の抗がん感受性に特化したキラー細胞を増加させる。

2/16/2015

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Aug 28, 2014

By ドレイク ドーム  (Medical Jane)

医療大麻の支持者は長い年月に渡り、大麻が癌治療に於ける抗ガン剤療法のような伝統的な西洋医学のアプローチと比較して副作用が極めて少ない穏やかな治療法であると提唱して来ました。

これらの主張をサポートする、大麻が癌の広がりを抑制することができるだけでなく、多種多様のメカニズムにより、癌細胞死を引き

起こすことができるという証明が急速に増えつつあります。

ドイツの研究者チームが先月、特に大麻と肺がんとの相互作用にさらなる光を投げかける研究論文を生化学的薬理学ジャーナルに発表しました。これらの結果は、大麻に含まれる生理活性物質 カンナビノイドが間接的に

癌細胞に対して、人が先天的に体内に兼ね備えた腫瘍を殺すためにプログラムされたナチュラルキラー細胞の標的として、分解され安くする感受性を高めると示唆しています。

ドイツの研究者による、THC、CBDと肺癌細胞の関係の研究:

大麻に含まれる生理活性物質 カンナビノイドは、肺癌細胞の浸潤および広がりと戦うメカニズムの一部として、細胞間接着分子(ICAM-1)の発現を増加させることが知られていますが、マリア ハウスタイン博士が率いるドイツの研究者のチームは、

カンナビノイドにより誘発されたICAM-1の発現増加が、腫瘍細胞を殺すために活性化される白血球-リンホカイン活性化キラー(LAK)細胞をも同時に呼び寄せると言う仕組みに興味を持ち、ICAM-1の肺癌に対する影響を研究しました。彼らは、ICAM-1が癌細胞とキラー細胞の結び付き役になっていると言う事を証明しようと試みたのです。

カンナビジオール(CBD)は、癌細胞に付着してLAK細胞によって分解される感受性を高める:

ハウスタイン博士の研究チームは、試験管による細胞組織培養により、ICAM-1が、LAK細胞媒介細胞傷害性にどのように影響を与えるかを調べました。

その結果、CBD カナビジオールは、

肺癌細胞 (A549、H460)に付着し、またLAK細胞に分解される癌細胞の感受性を高めるICAM-1の発現を促していると考えられ、

ICAM-1が様々な経路...例えば、低分子干渉RNA (siRNA)によってカナビノイド受容体CB1, CB2 (1型、2型)とカプサイシン受容体(TRPV-1)らが拮抗されることを通じて中和されると上記の作用の力関係は逆転すると言う事を突き止めました。つまり、癌細胞がLAK細胞に分解されず広がり拡散する事を意味します。

また、CBDによって高められる肺癌細胞死滅のメカニズムは、リンホカイン活性化キラー(LAK)細胞に対して、ICAM-1と常時共に働く同じ接着分子であるLFA-1 (リンパ球機能関連抗原1型)が抗体を持つように培養された場合、同じ様に肺癌細胞とLAK細胞の力関係が逆転する事から、CBDによって誘発されるICAM-1およびLFA-1の間のリンクが癌細胞に対して細胞死、もしくは機能障害や増殖阻害の影響を与える、細胞毒性の重要な側面であることを示唆しています。

医療大麻の多くの支持者は、医療大麻で癌を治療する場合、Δ9 テトラヒドロカンナビノール(THC)は絶対に必要であるという信念を持っています。

ドイツの研究チームもまた、カナビノイド受容体(1型、2型)と親和性のあるTHCや内因性カナビノイドであるアナンダミド (この研究の場合、アナンダミドの合成物質 R(+)-methanandamide )によって細胞間接着分子ICAM-1の発現がなされ、LAK細胞媒介性細胞傷害へのリンクが肺癌細胞 (A549、H460)に有効であると仮定し実験を行ったが、CBDと同じ働きを確認できなかったと報告しています。

ハウスタイン博士の研究チームは結論として『私たちの研究結果は、カナビノイド(CBD)が細胞間接着分 ICAM-1の増加調整をし、肺癌細胞のLAK細胞に対しての感受性を高め破壊させるメカニズムを解明しました。そして、これらの知見は、カンナビノイドの新しい抗腫瘍メカニズムのための証拠を提供したと言える』と綴っています。

医療大麻は、一般的に癌を治療する為に用いられてきた抗ガン剤などによる化学療法より、極めて副作用が少なく体に優しいと広く語り継がれて来ました。大麻に含まれる生理活性物質 各種 カナビノイドが様々な癌を治療するために利用できると言う明確な証拠が増えて行く中、大麻に人を癒す薬効は持ち合わせっていないと主張するアメリカ連邦政府の政策に変化を見いだすのも時間の問題と言えるでしょう。


秋山ひろし 訳


― 用語解説 ―

ICAM-1(intercellular adhesion molecule-1)は、免疫系の細胞間相互作用を司る接着分子の一つで、リンパ球機能関連抗原1型 LFA-1(lympho-cyte function associated antigen-1)と共同してリンパ球の抗原提示細胞への結合や、活性化リンパ球の血管内皮細胞への結合に関与することが知られている。 血管内皮細胞、胸腺上皮細胞その他の上皮細胞、線維芽細胞などのさまざまな細胞に認められ、各種炎症性サイトカイン(IL-1、TNFあるいはIFN-γ)によりその発現が増強される。この研究に於いて、CBD カナビジオールにも同じ作用があると言える。


リンホカイン活性化キラー(LAK)細胞: 一部のリンパ球は,広範な腫瘍標的細胞や異常なリンパ球(例,ある種のウイルスによる感染細胞)を殺すことのできる,強力なリンホカイン活性化キラー細胞(LAK)となる。LAKは,特異なリンパ球サブセットというよりむしろ1つの現象である。LAK前駆細胞は多様であるが,主としてNK様またはT様に分類できる。典型的なNK細胞が主要な前駆細胞である。


http://www.medicaljane.com/2014/08/28/study-cannabinoids-may-increase-lung-cancers-susceptibilty-to-specialized-killer-cells/

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脂肪酸アミド加水分解酵素(FAAH)による弊害とカナビジオール (CBD)

2/3/2015

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カナビノイド受容体(1型/2型)と結合親和性を持つエンドカナビノイド(内因性リガンド)であるアナンダミドは、体内に於いて脂肪酸アミド加水分解酵素(FAAH)によって分解されます。アナンダミドがFAAHによって過大に阻害されることによる弊害は、様々な疾患になって現れます。製薬会社の中には、このFAAH阻害剤の研究に取り組んでいるところもあるようですが、成果をあげるのが難しい現状があるようです。

『FAAHは、多くの生体プロセスに関与していることが示されており、これを阻害することは、種々の状態の処置に有効であることが示されている。例えば、FAAHを阻害することは、慢性疼痛、急性疼痛、神経障害痛、不安神経症、鬱病、摂食行動、運動障害、緑内障、神経保護に関連する疾患および心疾患の処置に有用であることが示されている。しかし、現行のFAAH阻害剤は、試験管内での研究及び治療用途で必要な標的への選択性に欠け、生体活性および/バイオアベイラビリティが不足している。したがって、今日まで、FAAH阻害剤の治療への可能性は、本質的にまだ開拓されていない状態である。』...

天然の大麻に含まれるカナビノイト成分、中でもCBDは、この脂肪酸アミド加水分解酵素を拮抗する事が知られています。FAAH阻害剤の発明に膨大な費用がかかる中、一方で、自然界には既に天然のFAAH阻害剤がはるか数千年の昔から取り入られていました。近年に入り、石油化学産業などの保護の為に禁止された大麻や大麻産業...今、再び注目が集まるのは必然のことなのかも知れません。

Be Natural! Once Again!

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脳マラリアの治療におけるカンナビジオール(CBD)の有用性:

2/2/2015

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By アリエル ジェラード (Medical Jane)

Jan 26, 2015

脳マラリアとは?

マラリアは、赤血球中に寄生するマラリア原虫を運ぶハマダラ蚊を媒介に発病する感染症です。マラリアに感染している人が、マラリア原虫を持たない蚊に刺された場合、その蚊はその後、マラリア原虫を他の人に運ぶといった感染の拡大が起こります。

一度マラリアに感染すると、次の様な症状が周期的に発症と鎮静を繰り返します。

•震えを伴う悪寒

•高熱

•熱の引き際での大量の発汗

•頭痛

•吐気

•下痢

•空咳

•筋肉痛や腰痛

•脾臓の腫れ

•脳や脊髄の機能障害

•痙攣

•意識喪失

脳マラリアは病気が治療または緩和されていない場合に発症する最も深刻な合併症の1つであると言われています。脳マラリアが起こるメカニズムは完全には理解されていませんが、潜在的な原因は、寄生虫に感染した赤血球が引き起こす脳をへ血管の詰まりと推測されています。このことにより、脳細胞の損傷、続いて脳への血流が減少に繋がり、ダメージは、脳の腫れからくる長期的な脳機能障害(例えば、精神的または運動機能障害)、昏睡、または結果的に死に至るものです。

マラリアを原因とした死亡率は、2000年以降、世界的に47%の減少に転じていると報告されていますが、しかし、2013年、世界的に約1.98億人がマラリアを発症し、約58万人が死亡した未だ恐ろしい感染症の一つと言えます。マラリア感染は、サハラ以南のアフリカ、南アジア、中南米、カリブ海、東南アジア、中東、オセアニアの地域で最も一般的な風土病と言え、米国でも年約1500例の感染が確認されています。マラリアによる死亡の約90%は5歳未満のアフリカの子供達に集中しています。

研究の詳細

神経科学雑誌 ニューロサイエンスの2015年1月に発表された動物研究では、脳マラリアに感染したマウスにカンナビジオール(CBD)を投与する事によって生存及び精神機能の改善を増加させることを見出したと報告しています。

脳マラリアにカンナビジオール(CBD)の効果を調査する実験は次の様な物です。

•雌マウスにANKAと呼ばれるマラリア原虫を感染させ、

•次いで、それらを3日〜7日間の試験で二つのグループに分け、一方に30mg/per dayのカナビジオール(CBD)を投与し、もう一方には(CBD)を含まない試薬を投与した。

•寄生虫感染後5日目に、せれぞれのグループのマウスに抗マラリア薬 アルテスネイトを投与。尚、このアルテスネイトは、古来より使用されていた青蒿(セイコウ)と呼ばれる強力な解熱作用のあるキク科ヨモギ属由来の植物に含まれる成分を半合成した薬品です。

•記憶障害及び不安障害は、全てのマウス於いて、感染の高さや感染が治った場合に関わらず認められたのを機に以下に記述するの化合物の測定を、動物の本能などの思考、計画、判断力、人格、自己制御に関与する脳の領域である前頭前皮質と、記憶に関与する脳の領域である海馬でそれぞれ行った:

⚪︎シグナル伝達分子(TH1及びTH2)

⚪︎脳由来神経栄養因子(BDNF)

⚪︎神経成長因子(NGF)

研究結果

マラリア感染5日の間にカンナビジオール(CBD)を投与されなかったマウス:

•記憶機能障害の確認

•不安障害行動の増加

•海馬における炎症マーカーであるTNF-αおよびIL-6の増加

•前頭前野における炎症マーカーのIL-6の増加

マラリア感染5日の間にカンナビジオール(CBD)を投与されなかったマウス:

•記憶機能が正常

•BDNFの増加が海馬内のニューロン、神経系の細胞を保護するように作用していると確認

•炎症マーカーTNF-αIの減少

•前前頭皮質の炎症マーカーのIL-6の減少

また、アルテスネートのみの投与を受けたマウスと、CBD +アルテスネートの両方の投与を受けたマウスのいずれにも結果的に不安障害による行動の減少をもたらした。

さらに、アルテスネートのみを投与したマウスは、完全に認知機能を回復することができなかったが、カンナビジオール(CBD)及びアルテスネートで投与した感染マウスは、完全な認知機能を回復し、アルテスネートのみ投与した感染マウスよりも長く生存した。

マウスの運動機能に関しては、アーテスネートのみ投与、またはCBD +アルテスネート投与したマウスのいずれにも障害がみとめられたが、一方で、アルテスネート+ CBDを投与されたマウスに学習機能の改善の兆候がみられたが偶然の可能性もあり特記する点ににはならなかった。

結論

研究者によると、『我々の研究結果は、CBDが脳マラリアに於いて神経保護効果を発揮し、この病気の神経症状の悪化を防ぐための補助療法として有用な可能性があることを示している。』と結んでいます。

この研究結果は、カンナビジオール(CBD)及び他のカンナビノイドが神経系の主要な細胞であるニューロンを保護する神経保護薬として作用する可能性を有し、同時に抗炎症特性を示す物であり、それ示唆する多くの研究に一つに加わる事になるでしょう。

カンナビジオール(CBD)は、その安全性に於いて非精神活性カナビノイドである事を考慮すると、その好ましさから単離されたCBDやCBDA種など含有率の高い医療大麻を人に於ける脳マラリアの臨床に使用することは非常に有用と言え、脳マラリアの治療にカンナビジオール(CBD)、またはその他のカンナビノイドの使用が有効であるか否かを解き明かす更なる研究によって、長期認知障害、昏睡、、または脳の死につながる脳損傷の重症度を減少させるこが可能になるかもしれません。

(秋山ひろし 訳)

CBDの抗炎症作用は、TNF-αやIL-6に限らず、COX-2、TRPV-1などにも働きかける癒しのカナビノイドと言えるのではないでしょうか?...



http://www.medicaljane.com/2015/01/26/cannabidiol-in-the-treatment-of-cerebral-malaria/





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THCの役割とカナビノイド達

7/22/2014

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天然の大麻に含まれるΔ9 テトラヒドロカナビノール(THC) に関して、私も暫く前まではかなり誤解をしていて、大麻を摂取して多幸感がもたらされるのも、多くの薬理作用も全てTHCによるものだと思っていました。しかし、実際は少々違っていました。100% THC! 昔の自分なら有難がったかも知れませんが...今ではそれを試す勇気はありません。

THCの役割は、オーディオなどで使われるアンプ (Amplifier)の様な増幅作用を司る成分との位置付けが正しいのでは?と考えています。THCがカナビノイド受容体を強く結び付く事によって、CBDや他カナビノイドの薬理作用も高まります。大麻を摂取して感じる多幸感も実は、THCによって効能を高められたCBDがセロトニン受容体を強く作動させる事によって起こる様です。

THCが高いだけじゃくなく、CBDや他のカナビノイドの含有率も配慮する必要がありそうです。BBCドキュメント




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